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ブルーレイディスクとDVDの違い!結局BDって何がいいの?

ブルーレイディスク DVD

ディスク型のデータを記録する媒体として、DVDとブルーレイディスク(BD)が主流となっていますが、違いがよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

DVDとBDの違いを把握することで目的に適したディスクの媒体を選ぶことができます。 そこで今回は、BDとDVDの違いについてご紹介していきます。

1.ブルーレイディスクはDVDの上位互換

ブルーレイディスクは、基本的にDVDの上位互換であり、DVDより後に発売された商品です。

多くの人にとってレンタルショップがなじみ深いかもしれませんが、「ビデオテープ→DVD→ブルーレイディスク(BD)」の順番で、映像や音声が進化してきました。

また、BDは3種類あり、データの書き換えが可能な「BD-RE」、データを1回だけ書き込める「BD-R」、再生専用の「BD-ROM」です。いずれも性能はほぼ同じですが、用途によって使い分けます。

  • 「BD-RE」:記録したデータを消去して再度書き込めるため、テレビ番組の録画などに
  • 「BD-R」:消去や上書きができないので、データのバックアップなどに

  • ※データを何回かに分けて書き込む追記には対応しています。
  • 「BD-ROM」:映画などの映像が記録されている市販の再生専用ソフトに使われます
  • 2.ブルーレイディスクとDVDの違い

    まずは、ブルーレイディスクとDVDの違いを比較表で確認してみましょう。

    BD DVD
    形状・サイズ 12cm 12cm
    容量
    画質・音量
    対応機器 BDプレーヤー/BDレコーダー/BDドライブ BDプレーヤー/BDレコーダー/DVDプレーヤー/DVDレコーダー/DVDドライブ
    耐久性
    普及率
    1枚あたりの価格
    データ容量あたりの価格
     

    2-1.形状・サイズ

    BDとDVDは、サイズや形状が同等です。見た目では判断がつきにくいですが、レーベル面の表記で判断できるようになっているものもあります。

    また、市販の録画用ディスクでは、パッケージ部分に「DVD-R」、「BD-R」などと銘柄名と合わせて表記されているので、あまり間違えることはないでしょう。

     

    2-2.容量

    BDは、DVDの約10倍の容量があります。これは両者のスタンダードなタイプの容量を比較したものであり、BDの標準的な容量である片面2層構造の場合、50GBの情報を書き込むことができるのに対し、DVDの標準である片面1層は4.7GBとなっています。

    BDの場合、ブルーレイという言葉の通り青色の光線を使って記録しているため、従来の赤色の光線を使ったDVDより波長が短く、より多くの情報を記録できます。

    ディスクをA4の紙だとした場合、ブルーレイは0.1mmのボールペンで記録するのに対し、DVDは1.0mmのボールペンで情報を書いていくことをイメージすると、同じサイズのディスクであっても情報量が全く違うことが想像できるのではないでしょうか。

     

    2-3. 画質・音質

    ディスクの違いがそのまま画質や音質の差にはなりませんが、市販されている映画などの映像コンテンツに関しては、DVDとBDとで大きな差があります。

    BDのほうが圧倒的に容量が大きいため、記録できる映像や音声のデータ量がDVDより多いからです。

    画素数は、DVDビデオコンテンツが35万画素に対し、ブルーレイコンテンツは207万画素と約6倍です。

    また、音質データも優れています。BDは高音質のデータ規格が採用されており、拾える音が多いのが特徴です。そのため、DVDと同じライブ映像などを見て比較すると、画質はもちろん音質も全く違います。

     

    2-4. 対応機器

    ブルーレイディスクは、「BDプレーヤー/レコーダー」や「BDドライブ」でしか記録・再生できず、DVDプレーヤーなどでは見れません。逆に、DVDはそれらBD対応機器でも対応しているものがほとんどです。

    また、DVDドライブなどのDVD対応機器は、BDの記録・再生ができない分、価格がBD対応機器よりも安いことも特徴です。

     

    2-5. 耐久性

    BDもDVDも水や静電気でディスクに記録されているデータが読み出せなくなることはありません。さらにBDは、ハードコート処理されており傷にも強くなっています。 適切な品質で記録されたBD/DVDを適切な環境で保管すれば、10年~20年の間、記録されたデータを保管可能です。

    保管方法は、「直射日光や高温を避ける」、「湿度が高くならない場所に保管」、「専用ケースに入れて傷や汚れを防止」、「保管前に読み取り面の汚れを除去する」などが挙げられます。 ディスクによっては、M-DISCのように100年以上データを保存できるものもあります。

     

    2-6. 普及率

    内閣府が発表している「消費動向調査」によると、2020年2人以上の世帯における光ディスクプレーヤー・レコーダーの普及率は73.3%で、ブルーレイの普及率は、46.8%となっています。

    そのため、現状ではDVDの方が普及しているといえるでしょう。 しかし、過去10年のデータ移行を見てみると、2010年2人以上の世帯におけるブルーレイの普及率は15.2%となっており、緩やかではありますが年々BDの普及率はアップしています。

     

    2-7. 価格

    1枚あたりの価格で見るとDVDの方が安いケースが多いですが、GBあたり(容量)で見るとBDの方が安い場合がほとんどです。

    関連コラム:ブルーレイディスクの種類と目的に合った選び方

    3. ブルーレイディスクは画質/音質や容量にこだわる方におすすめ

    ブルーレイビデオコンテンツは、画質・音質がDVDビデオより圧倒的に優れているため、より綺麗な映像・音質で視聴したい方におすすめです。映画やライブ、大自然のドキュメンタリーなど、DVDでは味わえない臨場感を楽しめます。

    また、記録メディアとしては、容量が大きいためPCやスマートフォンのデータのバックアップにも向いているでしょう。

    データ移行さえできれば圧縮する必要もなく、記録した画質・音質のままでデータを保存できます。 ハイビジョン対応のデジタルカメラで撮影した映像も記録することが可能です。

    4.DVDは対応機器を安く手に入れたい方向け

    BDはBDプレーヤー/レコーダーやBDドライブがないと使用できないため、まだ持っていない方は、対応機器を用意することが必要となります。

    BD対応機器が高くて用意できない…という場合には、対応機器の価格が安く、種類も豊富で用意しやすいDVDがおすすめです。

    ただ、記録メディアに関しては、1枚あたりの容量が少ないため、スマホのデータバックアップなどには向いていないので、注意が必要です。

    5. 未だにDVDの方が普及しているわけ

    ビデオテープからDVDに移行したスピードに比べると、BDへの移り変わりは緩やかです。BDはDVDの上位互換ではありますが、対応機器などがDVDの方が安いことに加え、BD対応機器はDVDにも対応していることが要因といえるでしょう。

    ただ、DVDビデオコンテンツは地デジや配信コンテンツよりも画質が悪い、大型TVで視聴すると映像が荒くなる、データのバックアップに向いていないなど、BD/DVDに求められる性能とDVDのスペック差は徐々に大きくなっています。

    そのため、今後手にするものとしてはなるべくBDをおすすめします。

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    6.まとめ

    BDの画質・音質は、DVDと比較すると圧倒的に綺麗な上に、BDに収録された映画や音楽ソフトも増えており、幅広くエンターテインメントを楽しむことが可能です。

    店頭価格のみを見ればDVDの方が低価格に感じますが、録画容量から判断するとBDの方がお得ともいえるでしょう。

    また保存したいデータの容量に応じて、BD とDVDを使い分けるのもひとつの方法です。ぜひ、目的に応じて最適なディスクを選んでみてくださいね。